野心的な新年の目標
野心的なフリーターたるには目標が必要
野心的なフリーターになるつもりはなかった。野心的なフリーターというのは、このブログのタイトルのことだ。最初はただの「フリーターのぼやき」だったのだが、Google検索すると「フリーターのぼやき」というタイトルのブログが無数に出てきた。他のフリーターのぼやきを聞きたい方に、私なんかのぼやきを聞かせてしまっては申し訳ない。というわけで「『野心的な』フリーターのぼやき」となった。
とはいえ、野心的なフリーターになったからには、目標くらいたてねばなるまい。そこで、新年の目標をたてることにした。まだ1月だし、ぎりぎりセーフだろう。
目標1 医学部に行くこと
私は高校を卒業してからかれこれ五年間もぶらぶらとフリーターをしている。この五年間、何の成長があったか。学んだことはただ一つ。フリーターをしていても、特定の技術が磨かれるわけではなく、自分の得意分野もできないということだ。これでは一生底辺のままだ。
そこで私は、人生を一発逆転させるため、国公立の医学部に行って医者になりたい。理由は3つある。
①(高校一年で生物をあきらめたけど、)生命科学に興味がある
②(23年間、ひたすら周囲に迷惑をかけてきたので、)人に貢献したい
③手に職!
しかし医学部に行くためには学力が必要だ。ここまでの文章を読んでお気づきかもしれないが、私の学力はのびた君レベルだ。(お気づきでないなら、私はアインシュタインレベルの天才だと言っておく) 高校時代に、数学のテストで二桁とれたことがない。理科に至っては、最初の授業で諦めた。
先が思いやられるが、野心的な目標というのはそういうものだ。来年には国公立の医学部に行ける学力を身につけることを、今年の目標にしたい。
目標2 小説家になること
何も小説で稼ごうと言うのではない。どんなものであれ、一冊でも小説を書けば、その人は小説家となるのだ。小説家になることは、私の昔からの夢だった。今年こそ、それを実現したい。それは、二つの理由による。
①カネがかからない
小説を書くことほど安い趣味は世の中にないだろう。小説スキルは貧民必須のスキルといえる。しばらく底辺から抜け出る予定はないので、これくらいマスターしておかなければなるまい。
②インターネットで誰か読んでくれるかもしれない
インターネットには、小説投稿サイトがたくさんある。かわいそうな被害者たちに私の小説を読ませることができるだろう。私の小説をどれだけボロクソ言ってくれるか、想像するだけでわくわくする。(ドM)
目標3 海外に行かずに海外の友だちをつくること
私はまだ一度も日本を出たことがないが、広い世界に興味がある。しかし、月収10万、社会の底辺のフリーターが海外に行くなんて夢のまた夢である。だが、海外に行くことは、どれほどのことなのだろうか。
日本の金持ちどもはよく海外へ行く。アヒルの子のようにガイドについてまわり、店員&詐欺師以外の現地人とは一言も話さないまま漫然と観光地を見て過ごし、すごすごと帰ってくる。それで世界を見た、知った顔をしているのだから、笑わせるのもいい加減にしてほしいものだ。
私はそんな金持ちどもとは一線を画し、海外に行かずして、海外に触れたい。海外に触れるとは、異文化を知ることだろう。それなら海外の友だちを作ることが、海外に触れる一番の近道だ。金持ちといえども、海外の友だちなんてそうそういない。フリーターが金持ちに勝つ。爽快だ。
その手段はただ1つ。インターネットだ。友だちがほしいのなら、まず自分から発信して、人に何かを提供しなければならないと思う。誰だってよくわからない人とは友だちになりたくないものだからだ。提供するものは、文章でもいいし、絵でもいいだろう。細かいことは後々考えるとしよう。